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【市況】12日の株式相場見通し=高値警戒でスピード調整、過熱シグナルは継続

 12日の東京株式市場は、短期的な過熱感が解消されていないことから、日経平均株価は一服となる可能性が高い。きのうまでの6日続伸で、日経平均株価の上昇幅は合計1008円と1000円幅を超えてきた。さらに、25日移動平均線に対する上方カイ離率も5%を上回り、25日移動平均の騰落レシオは132%、サイコロジカルラインは、10勝2敗となるなど高値警戒を示すシグナルが相次いでいる。
 11日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比55.99ドル安の1万7702.22ドルと反落した。ベテランズ・デーの祝日で市場参加者が限定されるなか、原油先物価格の下落を背景に石油関連など資源株の下落が目立った。ナスダック総合株価指数は、前日比16.224ポイント安の5067.020と3日続落した。
 12日早朝の東京外国為替市場では、11ドル=122円70銭台での推移となっている。
 日程面では、10月の企業物価指数、9月の機械受注統計、10月のオフィスビル市況に注目。海外では、EU非公式首脳会合、イエレンFRB議長講演、米10月の財政収支が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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