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2015年11月11日17時31分

【為替】欧米為替見通し:海外短期筋はポンドに逃避の買い


今日の海外市場では、ポンドが短期的に買いを集めそうだ。ドルは買われすぎの反動、ユーロは欧州中央銀行による量的緩和の拡大方針で、ともに売られやすいことが背景。ただ、ポンドは主に海外勢による逃避の買いとみられ、長続きはしない見通し。

東京市場では米12月利上げ観測が広がっているものの、ドル・円は弱含む展開で、3営業日ぶりに123円を割り込んだ。市場コンセンサスを大幅に上振れた6日の米雇用統計発表後に121円台から一気に123円台まで上昇したことで、「買われすぎによる調整の売り」(邦銀関係者)とみられている。

逆に、ユーロは今日の東京市場で値を上げる展開。ただ、これは、前日の海外市場において、米雇用統計発表直後に付けた1.0707ドルを下抜け、一時1.0675ドルまで短期間に下げた反動による自律反発とみられる。欧州中銀は預金金利の引き下げ論議を進めていると伝えられており、引き続き積極的なユーロ買いには動きにくい。

このため、主要通貨のなかで割安感の出ているポンドに逃避の買いが入る可能性がある。英中央銀行は5日の金融政策委員会(MPC)で、インフレ見通しを下方修正するなど「ハト派」的な見解を示したことから、早期利上げ観測が後退し、ポンドは大きく売られていた。ただ、値ごろ感から、足元はドルやユーロなど主要通貨に対して買いが入りやすい地合いとみられる。もっとも、「ポンド買いは主に海外短期筋によるもの」(邦銀)で、上昇は短期的となろう。

【今日の欧米市場の予定】

・18:30 英・7-9月ILO失業率(予想:5.4%、6-8月:5.4%)
・21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-0.8%)
・22:15 ドラギECB総裁講演(英中銀会合)
・米国はベテランズデー祝日(債券休場、株・商品・為替は通常取)

《SY》

 提供:フィスコ

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