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【市況】利益確定売り先行か、中国の動向に警戒も


『米株式市場』


9日のNY市場は下落。先週の雇用統計を受け、利上げへの警戒感から売りが先行。軟調な中国の10月貿易統計が嫌気され、欧州株が全面安となったほか、経済協力開発機構(OECD)による世界経済見通しの引き下げで世界経済の減速懸念が強まり、終日軟調推移となった。ダウ平均は179.85ドル安の17730.48、ナスダックは51.82ポイント安の5095.30。


グルーベックスの米株先物は小安く推移している。欧州も全般小安く始まっており、世界経済の減速懸念や12月利上げ観測等を背景に、利食い優勢の展開になりそうである。また、香港ハンセン指数は、中国が発表した10月の消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を下回ったことなどが嫌気されている。中国の動向も引き続き警戒されやすい。


なお、経済指標では輸入物価指数(10月)、卸売在庫(9月)、卸売売上高(9月)が予定されている。

《TY》

 提供:フィスコ

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