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【材料】洋ゴムが5連騰、今12月期最終利益の大幅減額も織り込み済みで買い戻し加速

 東洋ゴム工業<5105>は5連騰で戻り足を鮮明としている。同社は9日取引終了後、15年12月期の連結業績予想の修正を発表。最終利益については120億円から50億円(前期比84.0%減)へ大幅に下方修正した。出荷していた製品の一部が国土交通大臣認定の性能評価基準に適合していないという事実と、建築用免震積層ゴムの国土交通大臣認定取得に際して一部に技術的根拠のない申請があったことが判明しており、これに伴う製品補償引当金繰入額および製品補償対策費を特別損失として計上したことが響く。また、会社側では今後に費用が生じた場合、第4四半期以降の対処進行状況などによって、追加で製品補償引当金を計上する可能性があるとしている。しかし、本業の儲けを示す営業利益は550億円から590億円(同24.2%増)へ上方修正しているほか、最終利益の下方修正については事前に織り込まれ、空売りも呼び込んでいたことで逆に買い戻しの引き金となった。直近10月30日申し込み現在の信用取組は信用倍率0.43倍と大幅に売り長だった。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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