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【市況】東京株式(寄り付き)=米株急反落受け大きく売り優勢

 10日の東京株式市場は大きく売りが先行して始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比185円安の1万9457円と反落。前日の米国株市場では、中国経済に対する先行き不透明感が意識されるなか、12月利上げに対する警戒ムードが改めて強まり、NYダウが179ドル安と大幅反落となった。これを受けて目先過熱感のあった東京市場も調整局面に。前日まで日経平均は4連騰でこの間に約960円の上昇をみせているほか、東証1部の騰落レシオは前日時点で136.9%と過熱警戒ラインとされる120%を大きく上回っており、米国株の急反落が利益確定売りの引き金となったかたちだ。ここ円安基調にあった外国為替市場でも足もとは1ドル=123円近辺の推移で円高方向に振れ、主力輸出株中心に逆風となっている。寄り付き時点で業種別では33業種中、紙パルプを除きほぼ全面安。値下がりで目立つのは鉱業、非鉄、その他金融、ゴム製品、金属製品など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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