【市況】、+2σのバンド内に収まる想定内の一服か/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
9日のNY市場は下落。先週の雇用統計を受け、利上げへの警戒感から売りが先行。軟調な中国の10月貿易統計が嫌気され、欧州株が全面安となったほか、経済協力開発機構(OECD)による世界経済見通しの引き下げで世界経済の減速懸念が強まり、終日軟調推移となった。ダウ平均は179.85ドル安の17730.48、ナスダックは51.82ポイント安の5095.30。シカゴ日経225先物清算値は大阪比185円安の19435円。
シカゴ先物にさや寄せする格好から売りが先行しよう。ただし、足元の急ピッチのリバウンドによって短期的な過熱警戒感が強まっていたところであり、想定内の一服といった流れになりそうだ。ボリンジャーバンドでは+2σを突破していたこともあり、+2σのバンド内に収まる格好か。また、26週線を突破してきており、同線での底堅さが意識されてくるかを見極めたいところである。19400-19650円のレンジを想定。
[予想レンジ]
上限 19650円-下限 19400円
《TM》
提供:フィスコ