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【通貨】11月9日のNY為替概況


9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円57銭から122円98銭へ下落し、123円10銭で引けた。

中国の輸出が予想外に悪化したこと、経済協力開発機構(OECD)が来年の世界成長見通しを下方修正したことを背景にリスク回避の円買いが優勢となったほか、予想を下振れた米国の10月労働市場情勢指数を受けてドル売りが再燃。ただ、先週発表された良好な米10月雇用統計やエバンス・シカゴ連銀総裁の発言「利上げに一段と近づいた」、ローゼングレン・ボストン連銀総裁の発言「経済が鈍化しない限り、12月の利上げが適切」で、年内の利上げ観測を受けたドル買いに下値は限定的となった。

ユーロ・ドルは、1.0727ドルへ下落後、1.0783ドルへ反発し1.0755ドルで引けた。一部メディアが欧州中央銀行(ECB)関係筋の話として「12月の定例理事会で中銀預金金利引き下げでコンセンサスができつつある」と報じたため、追加緩和観測を受けたユーロ売りが加速。ユーロ・円は、133円13銭から132円31銭へ下落した。

ポンド・ドルは、1.5077ドルから1.5129ドルへ上昇。

ドル・スイスは、1.0062フランへ上昇後、1.0004フランへ反落した。



【経済指標】・米・10月労働市場情勢指数:1.6(予想:1.9、9月:1.3←0.0)

《KY》

 提供:フィスコ

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