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【市況】<株式トピックス>=日経平均への寄与度高いグローバル銘柄に買い

 週明け9日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は一時400円を上回る上昇をみせ、終値は前週末比377円14銭高の1万9642円74銭と大幅高で4日続伸となった。物色の矛先は輸出関連株だけでなく、銀行や保険などの金融関連株や建設などの内需株にも向かったことが注目を集めた。
 きょうの日経平均株価が一時400円を超える急上昇となったのは、先週末に発表された米10月の雇用統計が市場予想を大幅に上回る内容となったことを受け、外国為替市場で1ドル=123円台半ばへと急速に円安・ドル安が進行したことを好感して自動車、電機など輸出関連の主力銘柄銘柄を中心に買い進まれたためだ。
 また、日経平均株価採用で、指数への寄与度の高い銘柄に輸出関連の主力株が多く含まれているため、円安進行が日経平均株価を押し上げるケースが多い。さらに、一般的には“内需株”のような印象で判断されがちなファーストリテイリング<9983>やアステラス製薬<4503>、テルモ<4543>、エーザイ<4523>といった業種の企業は、いずれも既にグローバル企業で、海外売上高比率がかなり高水準に達しているのが実情だ。(冨田康夫)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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