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【通貨】明日の為替相場見通し=123円台中盤の値固めも

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、123円台中盤を中心とする値固めの展開が予想される。予想レンジは1ドル=123円00~124円00銭。この日は先週末発表の米10月雇用統計で非農業部門雇用者数が、27万1000人増と市場予想を上回る結果となり、ニューヨーク市場で123円台へドル高・円安が進んだ流れを引き継いだ。市場では12月の米利上げの可能性が高まったとの見方が多く、日米金利差拡大を見込んだドル買い・円売りが活発化している。今週のポイントは週末13日に発表される米10月小売売上高だが、12日のニューヨーク連銀総裁のダドリー氏による講演が注目される。また、中国では10日に10月消費者物価指数、11日に10月鉱工業生産が発表される。さらに国内ではあす10月景気ウォッチャー調査の結果が発表される。あすもひとつ一つの経済指標をこなしながら適正水準を探る展開となりそうだ。(岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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