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2015年11月09日17時29分

【為替】欧米為替見通し:強い米雇用統計も、ドルは上値が重い展開


今日の海外市場では、ドルは上値が重い展開となりそうだ。6日に発表された米雇用統計が想定を大幅に上振れたものの、短期的なドル買いは一巡したとみられるためだ。雇用統計を受けても外為関係者の多くが年内115?125円の想定レンジを維持していることもあり、足元の水準以上では積極的なドル買いが入りにくいとみる。

6日夜に発表された10月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が+27万1000人と、市場予想の+18万人を大きく上回った。これを受け、米12月利上げ観測が強まり、同日の海外市場でドル・円は121円90銭付近から123円台まで急伸。週明け東京市場でもドル買い基調が続き、123円前半で取引された。欧米市場では24時発表の米・10月労働市場情勢指数が注目される。6日の米雇用統計を受け、市場コンセンサスの0.9から上振れが予想される。

ただ、今日の取引ではドル・円の買いが続いても、上値を大きく切り上げる展開は想定しにくい。「124円台までは少し時間がかかる」(邦銀)と指摘されるように、米12月利上げが織り込まれつつあるなか、ドルを押し上げる手がかりが乏しいためだ。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)が12月15-16日の会合で利上げに踏み切ったタイミングで今年のレンジ上限である125円台に達するとの観測から、足元の水準以上は上値余地があまり大きくないため、市場参加者はドル買いを手控えるとみる。


【今日の欧米市場の予定】

・23:00 ユーロ圏財務相会合
・24:00 米・10月労働市場情勢指数(予想:0.9、9月:0.0)
・02:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演(米経済見通し)
・03:00 米財務省3年債入札(240億ドル)

《SY》

 提供:フィスコ

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