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【材料】ミクシィ、株価は急反落も米系大手証券は今回公開された2つのスマフォ向けタイトルに期待

 ミクシィ<2121>が急反落。朝方から売り優勢の展開となり、現在はきょうの安値圏で推移している。同社は6日引け後、16年3月期第2四半期累計の連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.7倍の953億5100万円、営業利益は同3.0倍の436億7400万円で着地した。ただ、第2四半期(7~9月)のみでみると利益率が鈍化していることや、通期の見通しが据え置かれたことが嫌気されているとの見方が出ている。
 決算を受け、ゴールドマン・サックス証券がリポートをリリース。7~9月営業利益は193億円と同証券想定の214億円を下振れての着地となったと指摘。主な要因は国内スマートフォンゲーム「モンスターストライク」における課金が、同社が9月に実施した「初心者応援パック」キャンペーン(480円でレアアイテムを確約)の影響により下振れたことと解説。ただ、国内の「モンスト」は中長期で同社利益に安定貢献する水準に達しており、今後の売上拡大余地は限定的と予想し、今回公開された2つのスマートフォン向けタイトルには期待が持てる、としている。同証券による目標株価は5800円から5400円へ引き下げられたものの、投資判断は「中立」を継続している。
《MK》

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