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【市況】東京株式(前引け)=米景気回復と円安好感で上昇加速

 9日前引けの日経平均株価は前週末比412円高の1万9678円と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は12億6707万株、売買代金概算は1兆4158億8000万円。値上がり銘柄数は1598、対して値下がり銘柄数は248、変わらずは64銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、買い優勢で始まり寄り後も次第高の展開で前引けは400円を超える上昇をみせた。前週6日に発表された米10月の雇用統計は、非農業者部門の雇用者数が27万1000人と市場コンセンサスだった18万5000人程度を大きく上回り、米景気が順調に回復していることを強く印象づけた。これが12月FOMCでの利上げ観測につながりドル買いを誘発、輸出株中心に1ドル=123円台に入った為替相場を好感するかたちで買いが加速した。また、内需株も銀行やノンバンク、保険を中心に買われたことで全体好地合いを後押しした。
 個別では三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などメガバンクが大きく買われたほか、トヨタ<7203>も物色人気。オリンパス<7733>が急伸、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>なども値を飛ばした。日写印<7915>、インプレス<9479>が大幅高、ユニチャーム<8113>も物色人気に。半面、日本郵政<6178>など郵政3社は利食いに押され小幅安。JUKI<6440>、アシックス<7936>が急落、東芝<6502>も値を下げた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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