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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,300円~19,500円。 

 米ダウ平均は、雇用統計の結果が市場予想を大きく上回り、年内利上げの警戒感から売り優勢となる場面がありながらも、メリットの大きい金融セクターがマーケットを牽引し、反発して取引を終了。その影響でシカゴの日経平均も、大証の終値(日中比)に比べ200円程度値上がり(円建て)して大引けを迎えていることから、東京市場の朝方も買い先行からプラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場ではドルが123円台まで回復するなど、円安基調が強まっていることから、輸出関連銘柄を中心に買戻しの動きが活発になり、相場は堅調な展開が想定されるが、一部のセクターで過熱感も出ていることから、短期的な利益確定の売りが出易く、19,500円近くの水準では上値が重くなるも予想される。

 テクニカル的には、前日比プラスで取引を終えれば、強硬な200日移動平均線(19248円前後)をローソク足の実体(始値と終値)で突破したことになり、調整局面入り後初めてとなるポジティブな変化だけに、20,000の大台回復に向けた先高感がより一層強まるだろう。但し、25日移動平均線カイリ率が、日経平均の過熱ゾーンである+5%台に近づくことから、ここからの買いポジションは押し目を拾いたい局面だ。

 新興市場のジャスダック平均は、25日移動平均線(2,544ポイント前後)が支持線として下値を支える公算で、上値は一目均衡表の雲上限(2,574ポイント前後)あたりが抵抗線となり、マザーズ指数は、ボリンジャーバンドの-2σ(781ポイント前後)が、目先の下値メドとして意識されそうである。

 本日の予想レンジ 19,300円~19,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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