市場ニュース

戻る
2015年11月07日15時33分

【為替】為替週間見通し:ドルは堅調推移か、12月利上げ期待で124円台に続伸する可能性も


■ドルは123円台に上昇、米雇用統計改善で12月利上げ期待強まる

先週のドル・円は上昇。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が引き上げられるとの見方が一段と強まり、ドル・円は8月下旬以来となる123円台に上昇した。米労働省が6日発表した10月の非農業部門雇用者数は前月比+27.1万人の大幅増加となり、市場予想の+18.5万人程度を上回った。失業率は2008年4月以来となる5.0%に低下した。

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は4日に開かれた下院金融委員会証言で、「FOMCは12月の利上げが適切となる可能性があると考えている」と述べたこともドル上昇の一因となった。また、10月のISM非製造業景況指数が予想以上に上昇したことや9月貿易赤字の縮小などもドル買い材料となった。取引レンジは120円26銭-123円27銭。

■ドルは堅調推移か、12月利上げ期待で124円台に続伸する可能性も

今週のドル・円は堅調推移か。10月の米雇用統計は予想を大きく上回る強い内容だった。米連邦準備制度理事会(FRB)は雇用情勢の改善を受けて、12月15-16日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で利上げ開始を決定する可能性は高いと予想される。市場の利上げ期待が大幅に後退するような材料が提供されることがなければ、投資家などのドル買い・円売りは継続する見通し。

アジア、欧米諸国の株高に対する期待や日本銀行による年内追加緩和への思惑はドル相場を下支えする要因となる。12月利上げを想定してドルは124円台まで続伸する可能性がある。

【中国10月鉱工業生産】(11日)
市場予想は前年同月比+5.8%で9月実績の+5.7%をやや上回る見込み。中国経済の減速懸念は織り込み済みだが、主要経済指標の上振れは上海総合指数などの株価上昇につながり、リスク選好地合いとなってドル買い・円売りを促す一因となる。

【米10月小売売上高】(13日)
市場予想は前月比+0.3%で9月実績の+0.1%を上回る見込み。自動車を除く数字は-0.3%から+0.4%に大幅な改善が予想されており、予想通りならば、ドル買い材料になりやすい。

予想レンジ:121円00銭-124円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

【関連記事・情報】

日経平均