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【通貨】豪ドル週間見通し:上げ渋りか、10月失業率が手がかり材料に


■底堅い動きを見せる、貿易赤字縮小などが好感される

先週の豪ドル・円は底堅い動きを見せた。9月貿易赤字は予想を下回り、8月との比較で赤字幅は縮小したことが豪ドル買い材料となった。米12月利上げを想定した豪ドル売り・米ドル買いが観測されたが、米ドル・円相場は円安方向に大きく振れたことで対円レートは反発した。取引レンジは85円60銭-87円59銭。

■上げ渋りか、10月失業率が手がかり材料に

今週の豪ドル・円は上げ渋りか。10月失業率が手掛かり材料になりそうだ。豪準備銀行の政策金利は12月も据え置きとの見方が広がっているが、雇用情勢が予想に反して悪化した場合、12月に追加利下げを行う可能性は残されている。また、10月失業率が低下しても世界経済の成長鈍化に対する警戒感は残されており、リスク選好的な豪ドル買いが大きく広がる状況ではないとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・12日:10月失業率(予想:6.2%、9月:6.2%)

予想レンジ:85円00銭-88円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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