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【市況】米雇用統計を注視、12月利上げ観測なら嫌気も


『米株式市場』


5日のNY市場は下落。週間新規失業保険申請件数が概ね堅調な水準で推移したほか、7-9月期の労働生産性指数が予想を大幅に上振れたことで買いが先行。為替相場でドル高が進行、軟調な原油価格など商品相場が嫌気され、一時下落に転じる場面もあったが、雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から買戻しが入り、前日終値を挟んでもみ合う展開となった。ダウ平均は4.15ドル安の17863.43、ナスダックは14.74ポイント安の5127.74。



本日は米雇用統計の結果が注目されることになる。10月の失業率について、ウォール・ストリート・ジャーナルの調査では5%と予想されている。これが現実になれば、12月利上げの方向にFRBを後押しする可能性がある。4日の米国市場はイエレンFRB議長が「12月の利上げの可能性は残っている」と発言したことが嫌気されていたが、12月利上げ観測が高まる局面となれば、やはり嫌気売りにつながる可能性が高そうである。

《TY》

 提供:フィスコ

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