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2015年11月06日17時38分

【為替】欧米為替見通し:米雇用統計を好感か、ドル123円台まで上昇も


今日の海外市場では、米雇用統計が焦点となりそうだ。市場コンセンサス通りに雇用情勢が改善されれば、ドル・円は売り圧力の強い122円付近を突き抜け、一気に123円台まで上昇する可能性があろう。

10月2日発表の9月非農業部門雇用者数は+14.2万人と、雇用回復の目安とされる20万人を大きく下回ったことから、年内の米利上げは困難との見方が広がった。しかし、今日22時半発表の10月非農業部門雇用者数は市場コンセンサスが+18.2万人で、9月の+14.2万人を上回る見通し。また、10月失業率は5.0%と、9月の5.1%から低下が予想されるなど、雇用情勢の改善が見込まれている。

10月27-28日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文や4日のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長による下院金融委員会での証言を受け、邦銀のある外為ディーラーは「FRBは労働市場に関して明るい展望を持っており、10月と11月の雇用統計がよほど悪くなければ12月に利上げに踏み切る公算が大きい」との見方を示す。

今日の東京市場では「アジア株が堅調に推移しているため、ドルはもう少し上昇してもおかしくない」とある邦銀関係者の声が聞かれたように、121円後半から122円にかけてはオプション絡みの売りや利益確定売りなどの売り圧力が強く、上値が抑えられた。しかし、雇用統計をきっかけにこうした売り圧力の強い122円付近を突き抜け、123円台まで上昇する可能性がありそうだ。


【今日の欧米市場の予定】

・18:30 英・9月鉱工業生産(前月比予想:-0.1%、8月:+1.0%)
・18:30 英・9月製造業生産(前月比予想:+0.6%、8月:+0.5%)
・18:30 英・9月貿易収支(予想:-106億ポンド、8月:-111.49億ポンド)
・22:30 米・10月非農業部門雇用者数(予想:+18.2万人、9月:+14.2万人)
・22:30 米・10月失業率(予想:5.0%、9月:5.1%)
・22:30 カナダ・10月失業率(予想:7.1%、9月:7.1%)
・23:15 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米経済と金融政策)
・05:00 米・9月消費者信用残高(予想:180億ドル、8月:160.18億ドル)
・06:15 ブレイナード米FRB理事がIMF討論会参加(金融政策)

《SY》

 提供:フィスコ

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