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【市況】郵政グループ3社の予想以上の人気が好循環を生む【クロージング】


6日の日経平均は続伸。149.19円高の19265.60円(出来高概算20億3000万株)で取引を終えた。直近戻り高値を突破し、8月21日以来の水準を回復している。連日で活況な取引が続いていた郵政グループ3社については、さすがに割安感が後退したこともあり、上げ一服となった。しかし、これまでの上昇で個人等の需給は良好であり、これが中小型株にシフトする流れによる好循環が見られている。

また、米国では雇用統計を控えている中、12月利上げ観測が根強い状況であり、円相場は円安に振れて推移しているほか、上海市場の上昇なども安心感につながっている。また、決算が本格化しているが、結果を受けての物色も活発。足元で強い値動きをみせていた村田製<6981>は6営業日ぶりに反落となったが、下落幅はわずか40円であり、先高感は後退していない。

郵政グループ3社の予想以上の人気が、好循環を生んでいる。利食い資金は次のターゲットを探る流れに向かいやすく、相対的に出遅れている銘柄への修正リバウンドを意識させやすい。また、決算発表がまだ続くため、積極的には動きづらいところではあるが、まずは米雇用統計を受けて12月の利上げへの見方が固まると考えられ、アク抜け的な流れに向かいやすいだろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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