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【市況】東京株式(大引け)=149円高、円安など追い風に続伸

 6日の東京株式市場は、前日の欧米株市場が高安まちまちで方向感を欠くなかも為替の円安基調を好感して買いが優勢だった。日経平均株価は途中伸び悩む場面もあったが、後場後半になって上げ足を強めた。
 大引けの日経平均株価は前日比149円19銭高の1万9265円60銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は20億3608万株、売買代金概算は2兆4248億円。値上がり銘柄数は1311、対して値下がり銘柄数は497、変わらずは102銘柄だった。
 前日の米国株市場ではNYダウが小幅安で引けたものの、きょうの東京市場では引き続きリスクオンの流れが続いた。企業の中間決算発表を絡めた個別物色が継続、為替が円安方向に振れていることも主力株中心にプラスに働いた。日本時間今晩に米10月の雇用統計発表を控え、途中キャッシュポジションを高める動きが上値を押さえたが、売り圧力は限定的だった。後場に入ると、安倍首相や黒田日銀総裁の発言を契機に景気対策や追加緩和の思惑が再燃、全体相場を押し上げ、日経平均は約2カ月半ぶりの高値圏で着地した。
 個別では、ソフトバンク<9984>が堅調、ファーストリテ<9983>も買われた。サンケン電<6707>がストップ高、ツムラ<4540>、ディップ<2379>も値を飛ばした。大和ハウス<1925>、アウトソーシング<2427>、UACJ<5741>なども上昇した。半面、日本郵政<6178>はじめ郵政3社はいずれも利益確定売りで初押しとなった。バンナムHD<7832>、SUMCO<3436>、ミツミ電<6767>などが大きく値を下げた。アコム<8572>、タカタ<7312>も安い。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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