市場ニュース

戻る
 

【通貨】NY為替:ドル・円は121円76銭、英中銀早期利上げ観測後退でポンドが急落


 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円91銭から121円52銭まで下落し121円76銭で引けた。米国の週次失業保険申請件数が予想以上に増加、米7-9月期単位労働コスト速報値が予想を下回ったことを背景に、ドルは伸び悩んだ。


 ユーロ・ドルは、1.0898ドルへ上昇後、1.0858ドルへ下落し、1.0880ドルで引けた。低調な米国の雇用関連指標を受けたドル売りにいったん上昇後、予想外のマイナスに落ち込んだユーロ圏の9月小売売上高、ドラギECB総裁発言を受けたユーロ圏の金利先安感にユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は、132円70銭から132円00銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.5287ドルから1.5207ドルへ下落。英中銀が金融政策決定会合で市場の予想通り金融政策を据え置いたが、インフレの下方リスクに言及し、成長見通しを下方修正した。さらに、ポンド高がインフレを抑制すると指摘したため、早期の利上げ観測が後退、ポンド売りが加速した。


 ドル・スイスは、0.9943フランへ下落後、0.9977フランへ上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均