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【市況】5日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で続伸、大型株が相場けん引


5日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比63.18ポイント(1.83%)高の3522.82ポイントと続伸し、約2カ月半ぶりの高値水準を切り上げた。上海A株指数は66.40ポイント(1.83%)高の3689.38ポイント。外貨建てB株相場も小幅ながら上昇している。上海B株指数が0.54ポイント(0.15%)高の364.63ポイント、深センB株指数が1.56ポイント(0.13%)高の1177.42ポイントで引けた。

安寄り後に上昇する流れ。寄り付き直後に0.12%下落したものの、中国の政策期待が相場を押し上げた。第13次5カ年計画(2016~20年)の草案が3日公表されたことを受け、これから各種の支援策が打ち出されるとの観測が根強くなっている。

時価総額上位のエネルギー株や金融株が相場をけん引。中国石油天然気(601857/SH)が2.7%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.8%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.9%高で引けた。証券株も高い。前日に続き、ストップ高する銘柄が続出した。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)が年内にも開始される??との思惑も引き続き買い材料視されている。

対岸に台湾を臨む福建省の銘柄群も連日で急伸。港湾サービスの廈門港務発展(000905/SZ)が前日に続きストップ高し、貿易会社の廈門国貿集団(600755/SH)が8.0%高と買いが続いた。中国と台湾の首脳会談を週末の7日に控え、両国間の経済連携が加速すると期待されている。受注拡大の期待があるインフラ関連株も上げが目立った。消費関連株や自動車株もしっかり。

【亜州IR】
《ZN》

 提供:フィスコ

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