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【市況】東京株式(大引け)=189円高、円安と中国株高受け続伸

 5日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買いが先行し、後場は高値圏で頑強に売り物をこなした。
 大引けの日経平均株価は前日比189円50銭高の1万9116円41銭と続伸。東証1部の売買高概算は24億5389万株、売買代金概算は3兆411億2000万円。日経平均はここ1万9000円大台を挟んでの往来が続いているが、きょうは終値で8月28日以来となる1万9100円台で着地した。値上がり銘柄数は1232、値下がり銘柄数は573、変わらずは105銘柄だった。売買代金は連日で3兆円を上回っている。
 きょうの東京市場は終始買い優勢。前日の米国株市場では12月利上げ思惑の再燃からNYダウが反落したものの、ドル買いの動きを誘発し、円安傾向にある為替相場を横目に物色意欲は旺盛だった。前日に急反発した中国・上海株市場が引き続き買われたことも安心感につながった。また、郵政3社が商い高水準のなか上値を追ったことで、回転が効いている個人投資家資金の還流期待が全体相場を支えた。ただ、米10月の雇用統計をあすに控え、大引けはやや伸び悩んだ。
 個別では、郵政3社が前日に続き東証1部売買代金上位3傑を独占。そのなか、かんぽ生命保険<7181>は前日のストップ高に続き大幅高に買われた。古河電工<5801>が値上がりトップとなり、浅沼組<1852>、ディア・ライフ<3245>も急伸。横河電<6841>、JT<2914>も物色人気に。半面、三菱商<8058>が安く、花王<4452>も軟調。タカタ<7312>がストップ安に売られたほか、曙ブレーキ<7238>、森永製菓<2201>、gumi<3903>なども下落した。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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