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【特集】BEENOS Research Memo(6):テレビCMなどに注力し、買取・販売件数で過去最高となったバリューサイクル


■業績動向

○バリューサイクル部門
BEENOS<3328>のバリューサイクル部門の売上高は前期比35.0%増の8,622百万円、営業利益は同19.0%増の177百万円となった。当期はテレビCMを積極投下するなどプロモーション費用の増加によって営業利益率は若干低下したものの、認知度向上により買取・販売件数ともに過去最高を大きく更新するなど、シェア拡大戦略を推進してきたことが業績拡大につながったと言える。

当期の取り組みとしては、海外販路としてeBayのグローバルオークションサイトへの本格出品を4月下旬より開始した。落札件数はまだ少ないものの、日本のブランド中古品の品質の高さは海外でも認知が進んでいるようで、落札価格上昇による収益性向上が今後期待される。

また、第3四半期には買取件数の拡大に伴い、オフィス・倉庫の移転・増床(従来比1.6倍となる4,000坪)を行ったほか、8月にはKDDIとポイント連携サービスも開始した。中古品買取金額の受け取りを現金だけでなく、新たに「auWALLETプリペイドカード」でも可能とするなど、ユーザーにとっては利便性向上につながるといったメリットがある。今後もこうしたポイント発行企業との連携を積極的に進めていく予定となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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