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【市況】<マ-ケット日報> 2015年11月4日

 4日の市場は日経平均が反発。終値は前営業日比243円高の1万8926円だった。取引時間中は1万9151円(468円高)まで買い進まれる場面があったが、上値では戻り待ちの売りも多く後半相場は伸び悩んだ。注目の郵政3社は好調な滑り出しでマーケットにはプラスに作用したが、逆にこちらへ売買が集中し、指数の動きを鈍化させた面もある。

 昨日の米国市場は原油高や企業業績を好感してダウ平均が続伸。7月21日以来、3カ月半ぶりの高値をつけて取引を終えた。ハイテク株にも幅広く買いが入り全体をけん引。米主要指数はいずれも今夏以降の下げの85~90%を取り戻しており、高値奪回が徐々に視野に入りつつある。さて、日本市場が休みの間に米国株は大幅上昇。円安という追い風もあって本日の日経平均は一時1万9000円台へ乗せる展開となった。中頃には中国の10月のサービス部門PMIの改善や中国株高もあって470円近い上昇に。しかし、1万9000円台は戻り売りの出やすい水準であることに加え、ケイ線的にも75日移動平均線(1万9055円)、200日移動平均線(1万9226円)が上値抵抗線として意識されやすい。今晩の米FRB議長の議会証言や週末の米雇用統計などもあり、一気にこの抵抗帯を抜くのは難しいようだ。個別では郵政3社の初値は16%~33%高と好調なスタートに。特に人気のかんぽ生命 <7181> は初値後にストップ高まで買われている。(ストック・データバンク 編集部)

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