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【市況】東京株式(大引け)=243円高、郵政上場で好地合い演出

 4日の東京株式市場は終始買いが優勢で日経平均株価は一時470円近い上昇で1万9100円台まで買われた。ただ、後場後半は伸び悩み、終値では1万8900円台に押し戻された。
 大引けの日経平均株価は前営業日比243円67銭高の1万8926円91銭と反発。東証1部の売買高概算は26億9455万株、売買代金概算は3兆3892億6000万円。値上がり銘柄数は1121、対して値下がり銘柄数は673、変わらずは112銘柄だった。郵政3社の上場もあり売買代金は大きく膨らんだ。
 きょうの東京市場は、前日の米国株が上昇したことや外国為替市場で円安が進んだことなどを受けて朝方から買いが優勢。WTI原油価格の上昇もリスク選好ムードを後押しする材料となった。新規上場の郵政グループが各社とも活況裏に株価を上昇させたことも、投資家心理の改善につながった。また、先物主導で指数寄与度の高い値がさ株にインデックス買いが流入したことも全体相場の押し上げ要因に。しかし、後場後半は換金売り観測が出るなか大きく伸び悩んだ。
 個別では、郵政3社がいずれも好調な出足となり、かんぽ生命保険<7181>は公開価格に対し33%高で寄り付いた後ストップ高に買われた。村田製<6981>、ファーストリテ<9983>が物色人気となったほか、7&iHD<3382>も買われた。淀川鋼<5451>が値上がりトップに買われ、TDK<6762>、ダイハツ工業<7262>も高い。半面、タカタ<7312>、OKI<6703>、日ケミコン<6997>が急落、長谷工<1808>、戸田建<1860>も下落した。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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