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【市況】3日の香港市場概況:ハンセン指数は反発、外部環境の改善が支援材料に


3日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比198.39ポイント(0.89%)高の22568.43ポイントと5日ぶり、本土企業株で構成されるH株指数が43.09ポイント(0.42%)高の10283.42ポイントと6日ぶりにそれぞれ反発した。売買代金は645億6400万香港ドル(2日は673億6900万香港ドル)と薄商いが続いている。

外部環境の改善が追い風。米利上げ時期が後ずれするとの観測で、昨夜のNYダウが急反発した流れを継いだ。ハンセン指数は昨日までの4日続落で、約3週ぶりの安値水準に落ち込んだため、自律反発狙いの買いもみられる。もっとも、上値は限定的。本土株が続落で取引を終了するなか、香港の各指数は徐々に上げ幅を縮小させた。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株が高い。銀河娯楽集団(27/HK)と金沙中国(1928/HK)がそろって3.8%ずつ値を上げた。野村が最新リポートで、マカオのカジノ業界のファンダメンタルズが改善しているとの認識を示したことなどが支援材料となっている。香港拠点の金融株や不動産株もしっかり。

ネット関連セクターも物色される。B2B(企業間取引)サイト運営の慧聡網(2280/HK)が2.3%高、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(700/HK)が2.0%高、オンラインゲーム中堅の網龍網絡(777/HK)が1.4%高、オンラインゲーム事業・ソフトウエア開発の金山軟件(3888/HK)が1.0%高で引けた。パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(:992/HK)も2.2%高と上昇する
【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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