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【経済】シャープ:液晶事業を追加売却か、台湾の鴻海とJDIが候補の観測


業績低迷が続いているシャープ<6753>が液晶事業を追加で売却する可能性が高まっている。中国メディアがロイター通信の報道を引用した形で、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業あるいはジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が候補になる可能性があると報じた。

ホンハイはシャープの最先端液晶ディスプレイ(LCD)生産拠点の権利37.6%を保有しており、同部門の権利の追加取得をめぐり、両社は2012年の交渉で決裂した経緯があった。どのため、JDIがもっとも有力な候補になるとみられている。

なお、シャープが発表した最近決算では、2015年度4-9月の連結最終損益が前年同期の47億円の黒字から836億円の赤字に転落した。期間内の売上高は約1兆2700億円となり、予想を300億下回った。また、同社は15年度の売上予想と営業利益予想をともに下方修正し、営業損益予想をこれまでの800億円の黒字から100億円の黒字に大幅に圧縮した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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