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【通貨】NY為替:ドル・円は120円76銭、ECB追加緩和期待後退、ユーロ反発


 2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円50銭から120円81銭まで上昇し120円76銭で引けた。予想を上回った米国の10月ISM製造業景況指数、9月建設支出を受けた債券利回りの上昇、オバマ米大統領が債務上限引き上げを含む超党派可決の2年間の予算法案に署名し、米国が債務不履行(デフォルト)を回避する見込みがたったことを背景に、ドル買いが優勢となった。


 ユーロ・ドルは、1.1053ドルまで上昇後、1.1006ドルへ反落し、1.1015ドルで引けた。ドラギECB総裁がイタリア紙とのインタビューで、「12月に追加緩和をする必要はないかもしれない」との見解を示し、追加緩和への姿勢を緩和させたこと。また、ドイツやユーロ圏の製造業PMI改定値が予想を上回ったため、ユーロ買いが一時優勢となった。その後、予想を上回った米国の経済指標を受けたドル買いに伸び悩んだ。ユーロ・円は、133円20銭まで上昇後、132円95銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.5474ドルから1.5405ドルへ下落。ドル・スイスは、0.9837フランまで下落後、0.9874フランへ上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

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