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【通貨】欧米為替見通し:10月の米ISM製造業景況指数を見極める展開


本日2日の欧米市場では、10月の米ISM製造業景況指数の結果を見極める展開となりそうだ。市場予想は50.0、参考となる9月実績は50.2。9月分は新規受注、生産、雇用指数が低下した。ただし、先行指標となる10月のマークイット製造業PMI速報値は9月実績の53.1から54.0に改善されていた。本日発表される改定値も54.0と予想されており、9月実績との比較で改善する見込みとなっている。

10月ISM製造業景況指数が市場予想を上回った場合、12月利上げを後押しする材料となる。新規受注、生産、雇用指数などの各項目の数値の良し悪しは無視できないが、全体的に市場予想を上回る内容であれば株高につながり、リスク選好的なドル買い・円売りを促す要因となる。ドル・円については、120円以下に個人勢や短期筋のドル買い興味が残されているようだが、10月のISM製造業景況指数が予想よりも強い内容だった場合、ドル買いの水準を切り上げてくる動きが出てくるとの声が聞かれている。


【今日の欧米市場の予定】

・17:55 独・10月製造業PMI改定値(予想:51.6、速報値:51.6)
・18:00 ユーロ圏・10月製造業PMI改定値(予想:52.0、速報値:52.0)
・18:30 英・10月製造業PMI(予想:51.3、9月:51.5)
・24:00 米・10月ISM製造業景況指数(予想:50.0、9月:50.2)
・24:00 米・9月建設支出(前月比予想:+0.4%、8月:+0.7%)
・02:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁あいさつ

《SY》

 提供:フィスコ

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