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【市況】東京株式(大引け)=399円安、利益確定売りで急反落

 2日の東京株式市場は前週末の米国株安を引き継ぎ、主力株をはじめ広範囲に売られる展開となった。
 大引けの日経平均株価は前週末比399円86銭安の1万8683円24銭と4日ぶり急反落。東証1部の売買高概算は21億7162万株、売買代金概算は2兆4645億5000万円。値上がり銘柄数は304、対して値下がり銘柄数は1529、変わらずは73銘柄だった。東証1部全体の8割の銘柄が下落する売り圧力の強い地合いに終始した。売買代金は2兆円を大きく上回ったものの、前週後半との比較では減少傾向にある。
 きょうの東京市場は前週末に日経平均が2カ月ぶりの1万9000円台を回復した反動から利益確定の動きが強まった。前週末の米国株が続落したことや、中国景気減速に対する警戒が根強いなか、全般は想定外のボラティリティの高さで広範囲に売られ、日経平均は10月22日以来の水準に逆戻りとなった。前週は日銀の追加緩和見送りも国内年金系資金などの買いが観測されるなか強い動きをみせたが、週明けはタイムラグを置くかたちで海外投資家の売りを浴びた。
 個別では、三菱UFJ<8306>などメガバンクが安いほか、トヨタ<7203>、ファナック<6954>も軟調。ルネサス<6723>が大幅安に売られ、サンリオ<8136>、ヤフー<4689>の下げもきつい。日通<9062>、JVCケンウッド<6632>も値を下げた。半面、村田製<6981>、日東電<6988>が大きく買われ、リソー教育<4714>は値上がり率トップ。アウトソシング<2427>、イビデン<4062>も物色人気に。合同鉄<5410>、大同特鋼<5471>も高い。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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