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【材料】あじかんが上方修正、第2四半期累計は営業黒字に浮上

 卵加工品、水産練り製品など業務用食材が主力のあじかん<2907>が2日引け後、16年3月期第2四半期累計連結業績予想の上方修正を発表した。
 売上高は従来予想の183億円から192億円(前年同期比8.3%増)へ、営業損益は1億2000万円の赤字から1億900万円の黒字(前年同期は1億2800万円の赤字)へ引き上げた。販売・価格競争が激しさを増すなか、厚焼玉子やごぼう茶を中心とした自社製造製品の需要が拡大し、売上高が当初予想を上回る見込み。利益面では、主要原材料の鶏卵や魚肉すり身の価格が高値で推移したことに加え、円安による仕入れ価格上昇などもあったものの、売り上げ拡大に伴う販売利益の増加、生産稼働率の向上に伴う製造原価の低減などが寄与する。通期の見通しについては、冬場の需要期に向けて、さらに原材料価格が高騰する見込みであることや、為替・株価など、先行き不透明で流動的要素も多いとして従来予想が据え置かれた。
《MK》

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