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【市況】東京株式(前引け)=利益確定売りで下げ足強める

 2日前引けの日経平均株価は前週末比357円安の1万8725円と急反落。前場の東証1部の売買高概算は11億6132万株、売買代金概算は1兆2404億1000万円。値上がり銘柄数は328、対して値下がり銘柄数は1495、変わらずは83銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前週後半の上げ分を帳消しにする大幅な下げをみせた。前週末の米国株市場でNYダウが続落したこともあり、主力株中心に利益を確定しようとする動きが優勢、日経平均は前週末に1万9000円大台乗せを果たしたことで目先達成感もあり、きょうは先物と連動する格好で下値模索の動きを強めた。中国の景気減速懸念に加え、前週末の米国の経済指標を受け米国の景気先行きに対しても警戒感がくすぶっている。個別に好決算銘柄を拾う動きはみられたものの、全体相場は総じて売り圧力が強く東証1部全体の78%強の銘柄が下落した。
 個別では三菱UFJ<8306>などメガバンクが売られ、ファナック<6954>も安い。宇徳<9358>が急落、ルネサス<6723>、ヤフー<4689>、サンリオ<8136>なども大きく下げた。半面、村田製作所<6981>、日東電工<6988>が商いを伴い大幅高。リソー教育<4714>、アウトソーシング<2427>、イビデン<4062>なども大きく買われた。壱番屋<7630>も急伸している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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