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【市況】NY株式:ダウは92ドル安、銀行株に売りが広がる


30日の米国株式相場は下落。ダウ平均は92.26ドル安の17663.54、ナスダックは20.53ポイント安の5053.75で取引を終了した。9月個人所得・支出が予想を下振れた一方で、10月のシカゴ購買部協会景気指数やミシガン大学消費者景況感指数が堅調となり、朝方から売り買いが交錯した。午後にかけて緩やかに上昇したものの、銀行株に売りが広がり、引けにかけて下落する展開となった。セクター別では、自動車・自動車部品や小売が上昇する一方で銀行や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

エネルギーのエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)は、好決算を発表して上昇。ビジネス向けSNSのリンクトイン(LNKD)は決算内容が予想を上振れ、堅調推移。製薬のアッヴィ(ABBV)も好決算を発表して上昇。一方で、製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、問題が指摘されている医薬品通販会社との関係打ち切りを発表したが急落。検索大手のアルファベット(GOOGL)は、研究開発費抑制の可能性を示したことで、軟調推移となった。

バリアントの主要株主である投資ファンドを運用するビル・アックマン氏は電話会見にて、一部問題に懸念を示しつつもビジネス全体への影響は限定的として、同社の株価が2019年までに448ドルまで上昇するとの強気の見通しを示した。


Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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