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【市況】30日の中国本土市場概況:上海総合0.1%安で続落、政策期待で一時プラス


30日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.75ポイント(0.14%)安の3382.56ポイントと小幅ながら続落した(一時は0.88%高と反発)。上海A株指数は5.33ポイント(0.15%)安の3542.16ポイント。一方、外貨建てB株相場は上昇する。上海B株指数が8.34ポイント(2.38%)高の358.55ポイント、深センB株指数が1.59ポイント(0.14%)高の1153.44ポイントで引けた。

前日の終値を挟み上下に振れる展開。上場企業の四半期決算発表が本格化するなか、業績動向を見極めたいとするスタンスが漂っている。業績のさえない銘柄群を中心に売りが出た。

業種別では、資源・素材株の下げが目立つ。中国中煤能源(601898/SH)が2.6%安、宝鋼(600019/SH)が1.9%安で引けた。業績が下振れた銀行株の一角もさえない。インフラ関連株や軍事関連株、ITハイテク関連株なども売られた。

半面、政策の恩恵が受けられる銘柄は物色される。第18期中央委員会・第5回全体会議(5中全会)は29日に閉幕し、第13次5カ年計画の骨子が固まった。「一人っ子政策」の廃止決定を手がかりに、子ども用品関連の銘柄が物色されている。証券株も軒並み上昇。中信証券(600030/SH)が3.8%高、海通証券(600837/SH)が1.5%高と値を上げた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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