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【材料】三菱地所が大幅続伸、今期経常は後場に増額修正し市場コンセンサスを上回る見通しに

 三菱地所 <8802> が大幅続伸。朝方は売り先行もすぐ上げに転じており、後場(13:00)に発表した16年3月期第2四半期累計(4-9月)連結経常利益が前年同期比32.1%増の750億円に拡大し、通期の同利益も従来予想の1130億円→1250億円(前期は1331億円)と増額し、減益率は15.1%減→6.1%減に縮小する見通しとなったことが見直し買いを誘っている。

 7-9月期(2Q)連結売上営業利益率は前年同期の16.6%→17.8%に上昇した。経常利益は前年同期比27.4%増の411億円と伸びた。賃貸物件の賃料収入が増加し、物件売却益が期初予想を上回った。また、市場で期待されている追加金融緩和は、日銀が必要あれば機動的な追加緩和を実施する姿勢にあることも、市場を後押しする格好となっているようだ。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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