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【材料】SECカーボンが反落、円安寄与で利益を上方修正も減収見通しに警戒感

 SECカーボン<5304>が反落。前日終値で寄り付いたものの、その後は売り優勢の展開。安いところでは前日比9円安の310円まで売られる場面があった。
 同社は29日引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績見通しの修正を発表。売上高は従来予想の113億6000万円(前年同期比8%増)から99億3000万円(同5.6%減)に引き下げたものの、営業利益は同3億円(同2.2倍)から3億9300万円(同2.9倍)に、当期純利益は2億4000万円(同3.0%増)から3億2100万円(同37.8%増)に引き上げている。
 売り上げに関しては、中国経済減速による鋼材、アルミ等の世界的供給過剰の影響により需要が回復せず販売数量と単価が低調に推移したものの、各利益に関しては、為替レートが円安に推移したことで予想を上回る見通し。
 増益要因が円安だったことや本業の伸び悩みが減収につながったことから、一部で警戒感も出ているようだ。
《MK》

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