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【材料】ソニーはもみ合い、9月中間期は営業損益が黒字転換も電池事業に減損リスクと伝わる

 ソニー<6758>は前日終値を挟んでもみ合いで推移。29日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高および営業収入3兆7007億9900万円(前年同期比0.3%減)、営業利益1849億2500万円(前年同期157億7400万円の赤字)、純利益1159億9400万円(同1091億6100万円の赤字)と営業損益が黒字化しており、これを好感した買いが入っている一方、決算説明会でデバイス事業の一部である電池事業に減損リスクの可能性があると説明したことも伝わっており、売り買いが交錯している。
 上期は、「プレイステーション4」向けソフトウエアなどの寄与でゲーム&ネットワークサービス事業が伸長したほか、イメージセンサーの需要増加でデバイス分野が好調に推移した。また、前年同期に不振だったモバイル・コミュニケーション分野の赤字幅縮小や為替の影響も業績を押し上げた。なお、16年3月期通期業績は、売上高および営業収入7兆9000億円(前期比3.8%減)、営業利益3200億円(同4.7倍)、最終利益1400億円(前期1259億8000万円の赤字)の従来予想を据え置いている。

ソニーの株価は9時54分現在3450.0円(▼16.0円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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