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【通貨】明日の為替相場見通し=日銀決定会合に視線集中

 あすの外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果発表に市場の視線は集中しそうだ。予想レンジは1ドル=119円50~121円50銭。この日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文を受け、米国で12月利上げ観測が強まり、121円台で売買が始まった。ただ、9月鉱工業生産が好調で日銀の追加緩和観測が後退したことから、ドル売り・円買いが優勢となり120円台中盤へ値を下げた。その後は120円70銭前後のもみ合いが続いた。市場の関心はあすの日銀会合に向いており、積極的には動きづらい状況にある。もっとも、今晩発表の米国7~9月期国内総生産(GDP)は相場に影響を与えそうだ。あすの日銀会合での追加緩和の有無に関して見方は二分されている。どちらかというと「見送り説」が優勢だが、追加緩和がなかった場合、円高が進みそうだ。また、夕方の黒田総裁の記者会見も注目されそうだ。(岡里英幸)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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