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2015年10月29日15時38分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アルフレッサ、コマツ、村田製、富士フイルム

■アルフレッサ <2784>  2,267円  +39 円 (+1.8%)  本日終値
 アルフレッサ ホールディングス<2784>が続伸。同社は28日の取引終了後、16年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の1兆2300億円から1兆2620億円(前年同期比7.5%増)へ、営業利益を105億円から157億円(同65.6%増)へ、純利益を93億円から132億円(同43.4%増)へ上方修正した。新薬創出加算品などの新製品や後発医薬品の増加に加えて、外国人観光客の増加に伴う一般用医薬品や健康食品などに対するインバウンド需要の拡大が寄与している。

■コマツ <6301>  2,011円  +34.5 円 (+1.8%)  本日終値
 コマツ<6301>は3日ぶり反発。同社は28日取引終了後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は8924億9700万円(前年同期比5.3%減)、営業利益は990億2100万円(同21.2%減)、最終利益は650億9600万円(同16.5%減)だった。北米では一般建設機械の需要を着実に取り込んだものの、鉱山機械の需要低迷に伴う販売減少や中国をはじめとする新興国の需要が大幅に減少した。利益面で為替の円安メリットは寄与したものの補い切れず、営業利益段階で2割強の減益を余儀なくされた。ただ、通期業績予想の売上高1兆8800億円(前期比5.0%減)、営業利益2210億円(同8.7%減)、最終利益1380億円(同10.4%減)については据え置いており、前日に決算を警戒した持ち高整理の動きが出ていたこともあって、足もとは買い戻しの流れが優勢となった。

■村田製作所 <6981>  16,820円  +280 円 (+1.7%)  本日終値
 野村証券の電子部品業界の決算プレビューでは、7~9月期は、ドル高や資源安などに起因した世界景気の減速が重石となり、産機、白物、PC、OA、HDDなどがマイナス影響を受けたものの、スマホは、中国でのLTE普及加速で需要が持ち直し、生産や出荷が堅調に推移したと指摘。先進国の自動車向け部品出荷も堅調、スマホや先進国の車載向けで1台あたりの部品搭載金額を増加できている企業が収益を伸ばすことができる事業環境とみて、変化の波に乗れた自力のある企業とそうでない企業で収益格差が広がった公算が大きいと解説。7~9月期は、大手11社合計の営業利益を前年同期比25.7%増の2426億円と推定。個別では、村田製作所<6981>、TDK<6762>、アルプス電気<6770>を推奨している。

■Jティッシュ <7774>  949円  +14 円 (+1.5%)  本日終値
 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後、厚生労働省から「特定細胞加工物製造許可」を27日付で取得し、細胞培養受託事業を開始したと発表しており、これを好感した買いが入っている。昨年11月25日に施行された「再生医療等安全性確保法」(再生医療新法)により、これまで医療機関に限定されていた、特定細胞培養加工物の製造を、「特定細胞加工物製造許可」を取得した企業などへの外部委託が可能となったが、同許可を取得することで、医療機関などから細胞培養加工を受託する体制を整えた。新たに細胞培養受託事業を開始することで、成長性への寄与を期待した買いが入っているようだ。

■日立物流 <9086>  2,126円  +31 円 (+1.5%)  本日終値
 28日、日立物流 <9086> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結税引き前利益が前年同期比29.1%増の113億円に伸びた着地したことが買い材料。国内物流事業で消費財・流通小売関連などの物量が回復したうえ、採算管理の徹底が奏功したことが寄与。アジアや北米で顧客企業の物流業務を一括受託する3PL事業が伸びたことも増益に貢献した。

■富士フイルム <4901>  4,842円  +70 円 (+1.5%)  本日終値
 富士フイルムホールディングス<4901>が続伸。同社は28日取引終了後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は1兆2260億6400万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は806億7100万円(同12.7%増)、最終利益は469億4600万円(同15.8%増)だった。好決算発表を受けて上値指向が続いている。インスタントカメラ「チェキ」シリーズや多種多様なチェキフィルムなどの販売が欧米を中心に大きく伸長して収益を牽引した。医療ITシステムや、内視鏡、超音波診断装置などの医療機器の販売も好調で業績に寄与している。

■オムロン <6645>  3,995円  +40 円 (+1.0%)  本日終値
 オムロン<6645>が3日ぶりに反発。大和証券は、同社の上期実績と通期計画下方修正を含めネガティブな印象としたうえで、本社直轄部門(その他事業)の収益が想定以上に悪化、と解説。オムロンの投資判断は「3」(中立)を継続し、目標株価は4950円から3850円へ引き下げられた。また、自社株買い発表(上限150億円)は前向きに評価すべきだとしながらも、その他事業の収益力低下や、FA需要の不透明感増大を考慮すれば、引き続き慎重なスタンスが妥当と捉えているとの見解を示している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,152.5円  +9 円 (+0.8%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>などの資源開発関連や昭和シェル石油<5002>などの石油元売り企業が買い優勢となっている。北米指標であるWTI原油先物価格は28日に2ドル74セント高の1バレル=45ドル94セントと4日ぶりに急反発、これを受けて前日の米国株市場でもシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が大きく買われており、この流れが東京市場にも波及した。業種別では国際帝石や石油資源が採用銘柄に含まれる「鉱業」が値上がりトップで、「石油」も値上がり率上位に食い込んでいる。

■ローム <6963>  6,140円  +40 円 (+0.7%)  本日終値
 ローム<6963>が小動き。クレディ・スイス証券では、業績低迷の主因はPC向けとみて、車載・産業機器を中心とした中期業績シナリオは不変と指摘。米系アナログ、ディスクリート半導体関連企業も7~9月期決算発表後に株価は底打ち反転しているため、同社株も上期決算での悪材料出尽くしを想定。レーティング「アウトパフォーム」を継続している。

●ストップ高銘柄
 フォトクリエイト <6075>  1,650円  +300 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
 白青舎 <9736>  495円  +80 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 キャンバス <4575>  958円  +150 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値
 ブランジスタ <6176>  775円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 バルニバービ <3418>  5,480円  +700 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値
 以上、5銘柄

●ストップ安銘柄
 第一中央汽船 <9132>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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