市場ニュース

戻る
 

【材料】中電工が続伸、工事採算性の向上に向けた原価低減の徹底などで通期見通しを上方修正

 中国電力<9504>系の電気工事会社の中電工<1941>が続伸。後場に前日比69円(2.6%)高の2702円まで買われている。28日引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。売上高予想は引き下げたものの、営業利益は増益予想に修正、同時に通期の見通しを上方修正しており、好感されているようだ。
 第2四半期累計の売上高は640億円(前年同期比5.0%増)から616億3600万円(同1.1%増)へ引き下げられたものの、営業利益は29億円(同5.1%減)から40億円(同30.9%増)に、経常利益は57億円(同14.9%減)から67億9000万円(同1.3%増)へ引き上げた。通期の売上高は1420億円(前期比2.4%減)から1440億円(同1.1%減)へ、営業利益は77億円(同18.3%減)から93億円(同1.4%減)へ、経常利益は116億円(同28.1%減)から133億円(同17.5%減)へ増額した。
 一部大型工事の進捗の遅れで上期の売上高が予想を下回るものの、工事採算性の向上に向けた原価低減の徹底などが利益を押し上げる。また、リニューアル工事などの増加を見込み、通期の売上高が増加する。
《MK》

株探ニュース


株探からのお知らせ

    日経平均