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【通貨】外為サマリー:1ドル120円70銭台に軟化、日米金融政策に注目集まる

 29日の東京外国為替市場のドル円相場は徐々に軟化。午前10時10分過ぎ時点で1ドル=120円70銭台と前日に比べ30銭弱のドル高・円安で推移している。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)では金融政策の現状維持が発表されたが、市場の注目を集めた声明文には次回12月の会合に対し「利上げが適切かどうか決める際には、雇用の最大化とインフレ目標の進捗度合を、実績と見通しの両面から評価する」との文言があり、12月利上げ観測が高まった。これを受け、ニューヨーク市場では一時121円26銭までドルは上昇した。
 この日の東京市場に移ってからも早朝は121円10銭前後で推移していたが、午前8時50分に発表された9月の鉱工業生産指数は97.3と前月比1.0%上昇した。市場予想(0.6%低下)を上回ったことから、あすの日銀金融政策決定会合での追加緩和観測が後退。これを受け、ドル売り・円買いが強まり午前9時50分過ぎに一時120円59銭まで値を下げる場面があった。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0909ドル前後と前日に比べ0.0140ドル前後のユーロ安。対円では1ユーロ=131円71銭前後と1円30銭前後のユーロ安・円高となっている。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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