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【市況】NY株式:ダウは198ドル高、12月の利上げを織り込む


28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は198.09ドル高の17779.52、ナスダックは65.54ポイント高の5095.69で取引を終了した。朝方は前日までの株価続落を受けて買戻しが入ったほか、NY原油先物相場が6%弱の大幅上昇となり、連邦公開市場委員会(FOMC)の発表にかけて緩やかに上昇した。注目のFOMCでは、政策金利は据え置かれたものの、世界的な経済・金融情勢が経済活動に与える影響については文言が削除されたほか、12月の利上げを検討するとの表現が加わった。これを受けて発表後に一時急落する場面もあったが、売りが一巡すると引けにかけて再び上昇する展開となった。セクター別では、銀行やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で食品・生活必需品小売や公益事業が下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は好決算を発表し、上昇。ホテル経営のスターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイド(HOT)は同業ハイアットホテルズ(H)との買収交渉が報じられ、堅調推移。ITサービスのIBM(IBM)は気象情報サービスのウェザー社からデジタル事業などの買収合意が報じられ、買われた。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は決算で売上高見通しが慎重だったことが嫌気され急落したものの、下げ幅を縮小した。

アクションカメラのゴー・プロ(GPRO)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を下振れた。時間外取引で下落して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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