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【通貨】10月28日のNY為替概況


 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円02銭へ下落後、121円25銭まで上昇した。

米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利政策維持を決定したと同時に、声明の中で、「最近の世界経済や金融市場の展開が米国経済やインフレに下方圧力」との前回の文言を「世界経済の影響を監視」に変更、また、「利上げが適切かどうかの決定に関し、”次回の会合”で進展を判断」との文言を加え12月の利上げを選択肢に残したため、ドル買いが加速。リスク回避の動きに一時円買いも加速した。

ユーロ・ドルは、1.1096ドルまで上昇後、1.0897ドルへ反落した。ハンソン・エストニア中央銀行総裁、リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁、ノワイエ仏銀総裁が12月の定例理事会での量的緩和(QE)拡大の必要性はないとの見方を示したためユーロの買戻しが優勢となった。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派声明を受けたドル買いに反落。

ユーロ・円は、133円55銭へ上昇後、132円00銭へ反落した。米FOMCの利上げ観測を受けてリスク回避の円買いが加速。

ポンド・ドルは、1.5347ドルへ上昇後、1.5249ドルへ急反落した。

ドル・スイスは、0.9821フランから0.9958フランへ上昇した。



【経済指標】・米・9月財の貿易収支速報:-586.33億ドル(予想-643億ドル、8月-666億ドル←-671.87億ドル)【金融政策】・米連邦公開市場委員会(FOMC)・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を現行の0-0.25%に据え置き決定

《KY》

 提供:フィスコ

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