【市況】日経平均は反発、前日決算発表のファナックなどが指数をけん引/相場概況
日経平均は反発。27日の米国市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードのなか、原油安やアップル決算への警戒感からNYダウは41ドル安となった。ただ、前日決算発表したファナック<6954>などの上昇がけん引し、日経平均は49円高からスタートした。寄り付き後には一時18925.51円(前日比148.47円高)まで上昇したが、FOMCの結果発表を控え様子見姿勢も強く、伸び悩む場面が度々見られた。後場に入るとじりじりと値を戻し、18900円台を回復して本日の取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比125.98円高の18903.02円となった。東証1部の売買高は17億1993万株、売買代金は2兆1644億円だった。業種別では、空運業、情報・通信業、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、海運業、鉄鋼、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。
個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、マツダ<7261>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>などが堅調。ファナックは4%超の上昇。同社と同様、通期業績予想を上方修正した東エレク<8035>や、上期決算を発表した三菱自<7211>は6%超の上昇に。また、NSSOL<2327>、さが美<8201>、芝浦<6590>などが東証1部上位率上位となった。一方、パナソニック<6752>、日立<6501>、村田製<6981>、任天堂<7974>、JT<2914>などが軟調。キヤノン<7751>、ミネベア<6479>が3%超、シマノ<7309>が4%超下落したほか、前日決算発表したオムロン<6645>は7%近い下げに。また、VOYAGE<3688>、スクロール<8005>、日立金<5486>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》
提供:フィスコ