市場ニュース

戻る
 

【材料】カワチ薬品が大幅反発、販管費抑制奏功し中間期利益は上振れ着地、通期利益見通しも上方修正

 カワチ薬品<2664>が3日ぶりに大幅反発で年初来高値。朝方に一時、前日比145円(7%)高の2205円まで買われる場面があった。現在も堅調展開となっている。同社は27日引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、利益面が従来予想を上回って着地した。
 売上高は従来予想の1362億円に対し未達となる1336億9200万円(前年同期比1.3%減)となったものの、営業利益は同21億円に対し22億6200万円(同18.0%増)、最終損益は同13億円に対し17億8700万円(前年同期は58億7200万円の赤字)となった。
 期初予想に対し退店数が増えたことや新店計画の遅れから、売上高は未達となったものの、利益については、総店舗数の減少に加え、セルフレジおよびLED照明の導入を図るなど、販管費の抑制に努めたことが奏功した。同時に、中間期の結果や足もとの状況を鑑み、下期も販管費の抑制効果が続くと予想することから通期の連結営業利益を従来予想の40億円(前期比42.1%増)から44億円(同56.3%増)へ、最終損益は同25億円の黒字から28億円の黒字(前期は46億7300万円の赤字)へ引き上げられた。
《MK》

株探ニュース



株探からのお知らせ

    日経平均