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【市況】NY株式:ダウは41ドル安、アップル決算への警戒感から上値の重い展開


27日の米国株式相場は下落。ダウ平均は41.62ドル安の17581.43、ナスダックは4.56ポイント安の5030.15で取引を終了した。軟調な9月耐久財受注や10月の消費者信頼感指数が嫌気され、売りが先行。明日の連邦公開市場委員会(FOMC)結果を見極めたいとの思惑から手控えムードとなる中、原油安や携帯端末大手アップル(AAPL)の決算への警戒感から軟調推移となった。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや食品・生活必需品小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や運輸が下落した。

ITサービスのIBM(IBM)は売上高の会計処理について米証券取引委員会(SEC)による調査を受けていることが明らかとなり、下落。自動車大手のフォード(F)は増益ながら予想を下回る決算を発表し軟調推移。宅配・航空貨物のUPS(UPS)は決算で売上高が予想を下振れ、売られた。一方で、医薬品のファイザー(PFE)や中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は好決算を発表し、上昇した。ドラッグストアのライト・エイド(RAD)は、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)による買収観測で急騰。

アップル(AAPL)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。7-9月期のiPhone販売台数は4805万台とほぼ予想に一致した。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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