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【市況】FOMCにらみか、アップル業績リスクを警戒


『米株式市場』


26日のNY市場はまちまち。軟調な原油価格を嫌気し、寄り付き後から売りが広がった。27-28日の連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を見極めたいとの思惑から手控えムードとなった。ダウ平均は23.65ドル安の17623.05、ナスダックは2.84ポイント高の5034.70。


引き続きFOMCの結果を見極めたいとする模様眺めムードが強いだろう。利上げは見送られるとのコンセンサスであるが、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は、12月の利上げ開始を依然として見込んでいるとの見方から、声明文を確認するまでは方向感が掴みづらい。


また、本日は引け後にアップルの決算が予定されている。アップルに部品を供給する半導体製造の独ダイアログ・セミコンダクターが決算後に急落したことにより、アップルへの業績リスクが高まっていると言われている。アップル・ショックへの警戒感から、利益確定の流れに向かわせやすいだろう。


その他、米駆逐艦が、中国が「領海」と主張する南シナ海の人工島12カイリ以内の海域で哨戒活動に入ったと報じられている。米中の緊張が高まる可能性なども手掛けづらくさせてくると考えられる。

《TY》

 提供:フィスコ

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