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【特集】明光ネット Research Memo(6):MAXIS、早稲田EDUの連結によるのれんで総資産が増加


■決算動向

(3)財務状況と経営指標

明光ネットワークジャパン<4668>の2015年8月末の財務状況は、総資産が前期末比で2,112百万円増の18,680百万円となった。主な増加要因はMAXIS、早稲田EDUの子会社化によるものとなっており、のれんで同1,836百万円増加した。また、東京医進学院三鷹寮の土地・建物の取得(271百万円)をあって、有形固定資産が同406百万円増加した。

負債に関しては、新規連結2社分の増加要因が大きく、未払費用や前受金など流動負債を中心に前期末比674百万円増の4,052百万円となった。また、純資産は利益剰余金の増加により、同1,437百万円増の14,628百万円となった。

経営指標をみると、自己資本比率は78.0%と前期比で若干低下したものの、有利子負債比率は0.5%と実質無借金経営であり、現預金の水準も7,000百万円以上と高水準を維持していることから、財務の安全性は高いと判断される。また、収益性に関してもROEで17.1%、営業利益率で18.9%となっており、前期比では若干低下したものの、引き続き高収益性を維持している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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