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【市況】日経平均は3日ぶり反落、米FOMCなどを控え利益確定売り優勢/相場概況


日経平均は3日ぶり反落。26日の米国市場では、27日-28日の連邦公開市場委員会(FOMC)やアップルなどの決算発表を控え、NYダウは23ドル安となった。ただ、日経平均はシカゴ日経225先物清算値18980円にサヤ寄せして小幅高からスタートした。日本でも主要企業の決算発表や30日の日本銀行・金融政策決定会合を控え、寄り付き後は前日終値をやや下回る水準でのもみ合いが続いたのち、利益確定売りに押される展開となった。上海総合指数が一時3%近く下落したことなども重しとなり、日経平均は下げ幅を3ケタに広げた。

大引けの日経平均は前日比170.08円安の18777.04円となった。東証1部の売買高は18億9876万株、売買代金は2兆1764億円だった。業種別では、石油・石炭製品、鉄鋼、鉱業が3%を超える下落となった。一方、上昇したのは小売業、医薬品の2業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>など売買代金上位は全般軟調。村田製<6981>、任天堂<7974>、三菱商<8058>、アルプス<6770>は3%超の下落。ミネベア<6479>は5%超下げた。また、前日に決算発表したエムスリー<2413>が東証1部下落率3位にランクインしたほか、岩崎電<6924>、住友理工<5191>などが下落率上位となった。一方、富士重<7270>が堅調。KDDI<9433>や旭化成<3407>もプラスを確保した。米投資ファンドによる株式取得が報じられた7&IHD<3382>は3%超の上昇。また、NEXYZ<4346>、エレマテック<2715>、グランディ<8999>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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