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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:フジッコ、タカラレーベ、JSR、小野薬、

■寿スピリッツ <2222>  4,160円  +220 円 (+5.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 26日、寿スピリッツ <2222> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の21.5億円→27億円に25.6%上方修正。増益率が3.9%増→30.5%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。イベントによる店頭販促の強化などで首都圏エリアが主力のシュクレイの売上が上振れするほか、洋菓子「ルタオ」などの販売も伸びることが寄与。製造採算の改善や経費の効率化も利益を押し上げる。

■フジッコ <2908>  2,382円  +125 円 (+5.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 フジッコ<2908>が急反発。同社は昨日は引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想の283億円(前年同期比4.8%増)から285億9000万円(同5.8%増)に、営業利益は同18億円(同7.4%増)から23億8000万円(同42.0%増)に引き上げた。修正の理由として、成長品群の大幅な伸長に加え売上原価率の低減が進んだことや、投資有価証券の売却益を計上したことを挙げており、株価は約1カ月ぶりに25日線を回復している。

■タカラレーベン <8897>  648円  +33 円 (+5.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 26日、タカラレーベ <8897> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比6.0倍の14.6億円に急拡大して着地したことが買い材料。主力の新築マンションの販売が好調で、41.3%の大幅増収を達成したことが寄与。マンションやオフィスの賃貸収入が伸びたことなども大幅増益に貢献した。同時に、16年1月に賃貸事業および賃貸管理事業を手掛ける新会社、日興プロパティを設立すると発表。ストックビジネス拡大に向け、賃貸管理事業のグループ内一元化を行う。

■エレマテック <2715>  2,882円  +136 円 (+5.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位
 26日、エレマテック <2715> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の75億円→82.5億円に10.0%上方修正。増益率が6.0%増→16.6%増に拡大し、5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。スマートフォンやディスプレー関連部材の販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画80円→88円(前期は75円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが10.4倍→9.4倍に低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■JSR <4185>  1,962円  +72 円 (+3.8%)  11:30現在
 26日、JSR <4185> が発行済み株式数の5%にあたる1189万8660株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は11月2日同時に、16年3月期の連結経常利益を従来予想の420億円→395億円と一転5.1%減益に6.0%下方修正したが悪材料視されなかった。

■小野薬品工業 <4528>  15,320円  +480 円 (+3.2%)  11:30現在
 小野薬品工業<4528>が反発。26日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高を従来予想の641億円から703億円(前年同期比12.7%増)へ、営業利益を同75億円から145億円(同4.8倍)へ、純利益を同62億円から119億円(同3.6倍)へ上方修正しており、足もとの好業績と並んで通期業績予想の上振れ期待も高まっているようだ。昨年新発売した抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」や関節リウマチ治療剤「オレンシア皮下注」などの製品売上高やライセンス収入が当初予想を上回ったことが要因という。また当初は上期に計上予定していた販管費の一部が第3四半期以降にずれ込んだことも利益の増額につながったようだ。

■日本電子 <6951>  716円  +16 円 (+2.3%)  11:30現在
 26日、日電子 <6951> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の1億円の黒字→17億円の黒字(前年同期は16.9億円の赤字)に17倍上方修正したことが買い材料。主力の電子顕微鏡やOEM供給先のシーメンス向け医用機器の受注が好調だったことが寄与した。円安による収益押し上げ効果や為替差益の発生なども利益を押し上げた。

■アイフル <8515>  489円  +7 円 (+1.5%)  11:30現在
 アイフル<8515>、アコム<8572>、オリエントコーポレーション<8585>が続伸。今週30日に日銀の金融政策決定会合を控えており、昨年10月30日の再現で“ハロウィン緩和”があるのかないのか市場関係者の間でも意見が割れている状況だ。日銀の金融政策決定会合が近づくと半ば必然的に繰り返されるのが追加緩和でメリットを受ける銘柄群の短期売買であり、ノンバンクセクターは金融緩和効果が調達資金コストの低下という分かりやすい収益面の追い風となることから、関連有力株として注目されやすい。

■日立化成 <4217>  2,010円  +18 円 (+0.9%)  11:30現在
 日立化成<4217>は堅調で6日続伸。同社は26日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を5700億円から5500億円(前期比4.4%増)へ、営業利益を550億円から500億円(同71.1%増)へ、最終利益を385億円から360億円(59.4%増)へそれぞれ下方修正した。中国向けにスマートフォン需要の減速を背景に、電子材料が想定より伸び悩んでいる。ただ、これまで未定としていた年間配当は50円にすることを決定、前期実績比で14円増となり、積極的な株主還元姿勢を評価する買いが下値を支えている。

■大分銀行 <8392>  502円  +4 円 (+0.8%)  11:30現在
 大分銀行<8392>が3日続伸。同社は昨日引け後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の上方修正を発表。経常収益を従来予想の295億円(前年同期比7.7%減)から306億円(同4.3%減)に、経常利益を同67億円(同31.7%減)から83億円(同15.4%減)に、当期純利益を44億円(35.9%減)から57億円(同16.9%減)に引き上げている。修正の理由として、貸出金利息や有価証券利息配当金等の増加により資金利益が予想を上回る見込みとなったことや、与信関係費用が当初予想を下回る見込みとなったことを挙げている。

■スズキ <7269>  3,986円  +16 円 (+0.4%)  11:30現在
 スズキ<7269>が反発。同社は26日、インド子会社のマルチ・スズキ社を通じて、新型小型車「Baleno(バレーノ)」をインド国内向けに販売を開始するとともに、世界各国へ輸出することを発表した。「バレーノ」は、今年9月のドイツ・フランクフルトモーターショーで出品したダイナミックでエレガントなスタイリング、最適なパッケージング、高いパフォーマンスを調和させた新しい小型車。インドでは、プレミアムハッチバック車として販売、欧州をはじめとする世界各国へも順次輸出していく計画。

●ストップ高銘柄
 エイジア <2352>  1,571円  +300 円 (+23.6%) ストップ高   11:30現在
 メタップス <6172>  2,647円  +500 円 (+23.3%) ストップ高   11:30現在
 アクセルマーク <3624>  1,706円  +300 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ネクシィーズ <4346>  951円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   11:30現在
 フライト <3753>  524円  +80 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 第一中央汽船 <9132>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、1銘柄

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